はい。
きのうのブログからつづいています。
おとといオフィスまけで初鳴きが確認されたホトトギス。
その聞きなしは「とっきょきょかきょく」で、
『はやくちことばのさんぽみち』にも載っています。
ところがですね、これには監修の先生の物言いがついていたんですねえ。
みなさん、ホトトギスの鳴き声ってきいたことがありますか?
それが「ホトトギスである」ってことは知らなくても、きいたことがあるかたがおおいとおもいます。
YouTubeを
ホトトギス+鳴き声で検索するとでてくるでしょう。
知らないかたは、じっさいにきいてもらえると、以下の説明がよくわかります。
監修の先生は、ホトトギスの「とっきょきょかきょく」は、にんげんが既存のはやくちことば「(とうきょう)とっきょきょかきょく」をいうときのアクセントはちがうといったのです。
たしかにそれはおっしゃるとおりで、以下の図のように、はやくちことばの「とうきょう)とっきょきょかきょく」は、「きょか」のあたりにアクセントがきますが、

ホトトギスの鳴き声は、とくにアクセントはなくフラットな「とっきょきょかきょく」なんですね〜
先生に指摘されるまでもなく、もちろん、それはわかっていたことですし、それは先生の専門分野(そもそも監修の先生は植物が専門だけど)ではなく、日本語の問題なのでスルーさせてもらって、そのまま掲載したのでした。
これは絵本にかぎらず、監修者がつく本のむずかしい判断です。
それが、図鑑やら実用書やらのノンフィクションであれば、基本的には監修者の指摘どおりなおすべきですが、フィクションでの判断は、作者や編集者の主観によるところも多々あります。
だって、リアルにかちかちになりすぎちゃったら、おもしろくないもんね。
もちろん、ウソをまことにするつもりはありませんが、ウソよりのまことだったり、あえて多数派じゃなくて少数派をえらんだり、たのしさを優先して創作しています。
ほんとこれねえ、科学絵本のすごーくむずかしいところ。
オレがいつまでたっても売れないのは、このへんの判断がゆるいからかなあ〜っておもったりもしています。
ま、いっか!
というわけで、さいごにはやくちことば、いってみよう!
とっきょきょかきょく ほととぎすこえにだして、できるだけはやくいってみよう。
じょうずにいえたら、3かいくりかえしていってみよう。
『はやくちことばのさんぽみち』どうぞよろしく〜〜〜
posted by オフィスまけ at 08:00|
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