いいたいことは、やまほどありますが、とりあえずスルーして......
コロナ第3波に追いうちをかけるように寒波におそわれている日本列島。
比較的温暖な三浦であっても、そこそこさむいので、きのうはおでんにしましたよ。
ところで、うちにはかつて、おでんのつまみぐいを防止するシステム(通称おでんトラップ)が存在しました。
3人家族で、3人ともそれほど大食いではないので、食事は基本的に食べきれる量しか用意しません。
たとえば、それがおでんなら、だいこん2こずつ、ちくわ2こずつ... みたいに人数分だけつくります。
つまりですよ? 食事まえにつまみぐいをされると、数があわなくなってしまうんですねえ。
そんな怪事件が6、7年まえの冬に連続しておきたのです。
まあ、そんなことをするのは、たいていのいえでは、子どもなんでしょうけど、うちの高校2年女子(当時は小学生)は、親がひくほどのまじめちゃんなので、そんなことはぜったいしません。
では、それは、だれか?
というか、オレがおでんをつくっているので、犯人はひとりしかいません。
はい。けいちゃんです。
それで、あきらかにつまみぐいをされたときに、けいちゃんを取り調べしたのですが「やってない」の一点張りで自供しません。
そこで、前述のおでんトラップをしかけました。

土鍋のふた。あかい矢印の空気穴が取っ手のまんなかにくるようにセット。
数時間後に確認すると......

思惑どおり、ふたの位置がずれています。
そして、食事のときに数を確認すると、ちくわが1つなくなっているではありませんか!!!
まっさんデカは、けいちゃんを尋問します。
「ちくわ、つまみぐいしたね?」
「え? してないよ」
「ほんとに?」
「うん。してない」
「ほほお。それでは、どうして土鍋のふたがずれていたのかな? 空気穴が取っ手まんなかにくるように私はセットしたのだよ。さあ、白状したまえ!」
「えーっ、ずるい! 反則だよ!!!」
かくして、けいちゃんは自供し、つまみぐいをみとめたのでした。
こうして事件は解決。
以後、おでんつまみぐい事件は二度とおきなかったのでした。
おしまい。
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