未読のかたは、その1・その2をよんでからもどってきてください。
そんなこんなで、マンガとくらべるとだいぶゆっくりですが、絵本のデジタル化も着々とすすんでいます。
きのう紹介した絵本ナビとdocomoが運営している絵本ナビプレミアムforスゴ得は、紙の絵本を意識して(左開きの絵本では)右ページのすみをタップすると「あたかもページをめくっているような演出」でつぎのページにすすむようにプログラムされています。

△2年まえ絵本ナビ×docomoのイベントで絵本ライブをしました(該当ブログ)
誠意をもってデジタル化していることがよくわかりますが、絵本好きのほとんどのかたはやっぱり違和感をもっていうでしょう。
「やっぱり紙じゃないとねえ」
「判型や紙の質感、重み、ぜーんぶこみでの絵本だから」
個人の感想はいろいろあるでしょうが、はたしてデジタルの絵本の需要はあるのでしょうか?
前出の「docomo スゴ得」にはオフィスまけ作品は『どんどんめんめん』が収録されています。
わずかですが使用料の振り込みがあるので、よむひとはそれなりにいるのでしょう。
人気作品となれば、かなりのアクセス数あるかもしれません。
とはいえ、このようなデジタルの絵本をよんでいる光景に日常のなかで遭遇したことはいちどもありません。
しかし、絵本から視点をすこしずらすと、これまで何度も目にした光景があります。
未就学児、未就園児がひとりでスマホやタブレットでYouTubeなどの動画をみているところです。
そして、YouTubeには絵本の読み聞かせ動画も多数あがっています。
(ためしにYouTubeで「絵本+読み聞かせ」で検索してみてください。)
問題はこれらの動画のおおくが無許可であることです。
また許可の有無にかかわらず「絵本の動画」にかんしては、平田昌広個人的にはあまり好感がもてません。
それはなぜか?
その4へつづく〜〜〜