ここで、景さんがちょーまいがる校長先生のはなしとは?
さてさて、つめたい麦茶をのみながら、校長先生と雑談。
前回おじゃましたときとは校長先生がかわっていたので、
「(校長先生は)以前はどちらにいらしたんですか?」
「教育委員会がながくて現場はひさしぶりです」
みたいな会話ね。
でもって、壁に貼ってあったポスターをみながら話題をふってみたのです。
それは、三浦市三崎の海南神社の例大祭のポスター。
うちが三浦に引っ越してきて9年めになるものの、例大祭にはいちどもいったことがなくて、ちょっと気になっていたのです。
海南神社は、三浦半島の総鎮守で西暦982年創建のとてもとても古い神社。全国にしられる鎌倉の鶴岡八幡宮が1063年創建なのでその歴史に圧倒されます。
年中行事も長い伝統をうけついてでいて、小正月におこなわれるチャッキラコは、ユネスコの無形文化遺産(世界遺産の無形文化財バージョン)に指定されています。(英語が堪能なかたはぜひユネスコのページを読んでみてください)
もちろん、町の小さな神社でもかならずといっていいぐらいおこなわれる例大祭も、三方を海にかこまれた立地によって独特の形式になったのか、海南神社の例大祭(「ダイドードリンコ 日本の祭り」へ)はひじょうに見ごたえがあるのです。
なーんて、いちどもいったことがないオレがいうのもなんだけど。
とにかく、そういうながれで校長室のポスターをみて、校長先生に話題をふったのです。
すると、なんとまあ、校長先生本人が例大祭に参加していて。しかも、神輿を先導する木遣り(歌い手)であることが判明。
そのあたりからです。
景さんの顔つきが、じわじわかわってきましたよ。
じつは、景さんは祭りがだいすきで、お客さんとして見るだけでなく、かつてはあっちこっちで神輿を担ぐ本格趣味の持ち主だったんですねえ。
そのむかし、江戸三大祭の神田祭(「Wikipedia」へ)で担がせてもらってどっぷり。
昌広さんとであってから、三浦に引っ越してくるまえは、茅ヶ崎の浜降祭(「Wikipedia」へ)や江ノ島の天王祭(八坂神社例大祭)など、知る人ぞ知る祭りで「どっこいどっこい(この地域は「わっしょい」ではない)」と担いでいたのです。
夫(=平田昌広)と子ども(=現・中学1年女子)をうちにのこして、朝までであるいていたわけですねえ。
しかし、地域に根づく祭りでは、よそ者がはいっていくのは困難でもあります。
そんなこんなで、三浦に引っ越してきてからは地域の祭りに参加することもなく、そもそも祭りミーハーの景さんは小さい祭りで担ぐのはプライドがゆるさないで9年め。
まさか、絵本ライブでおじゃました校長室で、本格趣味復活のきっかけがおとずれるとは。
さらに景さんがうれしかったのは、三崎小学校のF教頭先生も祭りにどっぷりだったこと。
F先生は、前任の旭小学校時代から、うちの絵本ライブを評価してくださっていて。
というか、メオトよみ絵本ライブを「これは子どもたちのためになる!むしろ先生に見てもらいたいぐらい」と、市内の小学校で、たぶんはじめてじぶんたちを好きになってくださった先生なのです。
いやあ、F先生は祭りの男だったんだねえ。
ほんとうれしいねえ。オレは祭りには興味ないけど〜笑
そんなわけで、景さんは帰宅後すぐにF先生にメール。
おととい7月17日は海南神社例大祭の2日目。神輿の宮入の日。
さすがにいきなり参加はできないので、木遣り(歌い手)で参加しているF先生のところにおじゃまして、祭りのながれをききにいきましたよ。
もちろん、夫(=平田昌広)と子ども(=中学1年女子)をうちにのこして、げんきいっぱいでね



F先生(右端)と木遣りのみなさん。
木遣りの歌にあわせて、獅子や神輿がねりあるくそうです。
すっかり祭りモードになった景さんは、F先生の紹介でしっかりみなさんにあいさつしてきたそうです。
ん?
なにやらなんのブログだかわかんなくなってきましたが、いちおうメオト絵本作家のブログです。
とにかく、景さんの気持ちの活性化になることは大歓迎!
ところがです。1コだけちょっと気になることが……
例大祭は7月の海の日のまえの土日。
この日は、まいとし恒例の北陸のでっかい絵本イベントの日なんですねえ。
そこには、メオトで何度もおじゃましてるんですねえ。
はい。景さんにはもうしわけありませんが、例大祭はあきれめて……もらいません!
かわりに、来年以降、北陸の某イベントから依頼があってもおことわりすることにします。
なーんて、とっても残念なことに、このイベントは、ことしから縮小されているので、超メジャーな作家しか依頼されないだろうなあ。
つまり、どっちみちオレらには声がかからないだろうなあ。つごうがいいんだかわるいんだか……
なにはともあれ、来年のこの時期には、景さんの祭りレポートが登場予定。
おたのしみに〜〜〜