ライブの依頼をしてくださった福井県美浜町は「へしこ」で知られる町です。
ねんのため、しらないかたにひとことで説明すると、へしこは、「魚の糠漬け」。くわしくしりたいかたは、美浜のへしこまるわかり!をみてもらうとして。
リンクさきにもあるとおり、現代のへしこはいろいろなレシピでたべられているんですねえ。
おさかなだいすきな昌広さんですが、へしこはもうずいぶんまえに、かじったことがあるぐらいで、ほぼ初体験です。
なので、美浜町図書館のT館長のことばに興味津々で、帰宅後に何種類か料理してみましたよ。
開封してみておどろいたのは、こんなに?ってぐらいたっぷりの量の糠。
背びらきにしたサバの腹側にたーっぷりつまった糠は、そのまま捨てることがおおいようですが、あらかじめT館長にきいていたとり、炒ってふりかけに〜

サバの旨味が凝縮されていて、なんとも形容しにくい味ですが、これはくせになりそう。
はやくも朝ごはんのおともになっています。
つづいて、へしこの一般的な食べかた「糠をおとして焼く」ところですが、あらかじめかるく味見をしたところ、予想をはるかにうわまわる塩分量だったため、水であらって、10分ほど塩ぬき。
でもって焼きました。

このひときれで、ごはん一膳いけちゃいます。
酒呑みのひとは、ぐいぐいいっちゃうのではないでしょうか。
しょっぱいんだけど、ついついたべたくなっちゃううまさです。
つづいて、こんかいの目玉でございます。
はい。さしみでーす。
そうなんです。
火をとおさないで、生でたべるんです!
これは、レシピでは「糠をおとして水であらって」となっていましたが、うちではさらに30分ほど塩ぬきしました。
でもって酢飯をラップ+巻きすでまいて、薄切りにしたへしことミツバをのせて、もういっかいぎゅぎゅっと巻いて〜

押し寿司になりました!
これまた、なかなかのうまさ。
塩っけがあるので、しょうゆは不要。わさびをちょこんとのっけて口にほうりこむと…
うまーーーっ!
やっぱり、なんとも形容しにくい味なんだけど、糠と魚の旨味のバランスが絶妙です。
あとね、へしこの薄切りをだいこんの薄切りではさんでたべたんだけど、これもなかなかいけますよ。
ようは、へしこの塩っけを酢飯やだいこんで緩和させると、サバの旨味がおもてにでてくるかんじです。
ほぐした身をたっぷりの油でいためて、スパゲッティにしたところ、これまたうま〜〜でした
いやあ、たのしませていただきました。
というわけで、T館長に感謝しつつ、レポートは絵本ライブ編へ。
つづく〜〜〜